どうも、くろますおです。
今日はこんな話をします。

• 日本の情報を海外に向けて発信する
• 具体的なニュースレターの事例

このニュースレターでは、ニュースレターを運営する上でのノウハウやコツをお届け。
毎週日曜夜9時にあなたのメールボックスに届きます。

きっかけはセミナーでの質問

4/30にニュースレターに関するセミナーを行いました。
その中でいい質問がありました。

日本の情報を海外へ発信するのはアリ？
そんなニュースレターってすでにあるの？

めちゃくちゃいい視点だと思ったので、今日はこれについて書きます。

なお、セミナーの様子はこちらの記事からどうぞ。

🖊ニュースレターセミナー終わりました
くろますお 2024-05-05

海外は単価が全然ちがう

まずマネタイズ、特にサブスクについてお話します。

結論、日本と海外では単価がちがう。

日本でのニュースレター（メルマガ）の単価って、だいたい月額980円とかだと思います。
ホリエモンとか中島聡さんとかもこの単価で、何万人という購読者をかかえています。

一方、海外だと12~15ドルくらいが一般的。
これを円換算すると、2,000円前後になる。
ほぼ倍ですね。

特にここ最近は円安が進んでいることもあり、けっこう大きな差になってきています。

なので、マネタイズの視点から見れば、海外マーケットを獲りに行くのはアリだと思います。

しかし、言うは易し行うは難し。
もう少し詳しく見てみます。

ニュースレター事例1：UNSEEN JAPAN

ここからはぼくが購読している「日本発海外向け」のニュースレターについて紹介します。

まず、一つ目はUNSEEN JAPAN（まだ見ぬ日本）。

日本での留学・滞在経験のあるNoah Oskowがチーフを務め、数人のチームで回しているニュースレター。

購読者、web経由でのトラフィックなどの総数は2022年時点で月間延べ15万。
最近は訪日ブームもあるので、もう少し多そう。

スポンサーシップでマネタイズしてそうだが、具体的な金額は不明。

ニュースレター事例2：Real Gaijin

2つ目はReal Gaijin（リアルな外人）。

筆者のMark Kennedyはシカゴ出身のアメリカ人。
日本での駐在、滞在経験は30年以上。

最新の記事では今話題の「退職代行」について語られており、トレンド性の高いコンテンツが人気。

ニュースレター事例3：Cheap Houses Japan

3つ目はCheap Houses Japan（安い日本の家）。

我々日本人からすると少々カンに障る名前だが、企画はよくできています。

日本での暮らしに惚れたカナダ人のMichaelが日本の物件について紹介するニュースレター。
自分が日本で物件を買った経験を元に、毎週20件の物件、特に地方の安い物件をリストして送ってくれます。
月額10ドル、年間90ドルの有料プランのみとなっている。
メインの集客ツールであるインスタに34万人のフォロワーがいることを考えると、1%の購読でも3,000人=3万ドル=約500万円くらいはあってもおかしくない。

運営はラクではない

ここまで見てきた通り、日本に知見があり、かつ英語堪能なネイティブスピーカーたちが書くディープなニュースレターなので人気がある。

ただ我々日本人にとっては当然、英語での発信がメインとなるので、今まで全く英語に触れてこなかった人がいきなりこれをやるのは相当な覚悟がないと難しいとは思う。

改めて、言うは易し行うは難し。
でも当たった時のパンチ力は計り知れない。

ChatGPTを駆使しよう

ただ、今ではAIや翻訳ツールの精度も上がってきているので、一昔前よりは格段に英語発信がしやすくなっています。

ここでは長くなりそうなので、やり方やプロンプトの説明は省きますが、人気のニュースレターの文体に似せた文章なんかもChatGPTに作らせることもできる。

テツメモさんのニュースレターはプロンプトも学べるのでオススメ。

【プロンプト圧縮！】これでPerplexityのコレクション機能にも長文プロンプトが設定できる！
テツメモ｜tetumemo 2024-04-22

なので、英語ももちろんそうなんですが、やはりテーマ選定・企画がキモになると思います。

しつこいけど、ニッチを狙う

特に、Unseen JapanやReal Gaijinは日本の文化や慣習など幅広い分野をカバーしている。
特にUnseen Japanは個人ではなく、組織で運営されてるので、我々個人クリエイターが戦おうとするのは分が悪い。

となると、やはりニッチなテーマに絞ってディープに刺しに行くしかない。

• 日本株マーケットトレンド
• Tokyo/Osaka/Kyoto以外のローカルトラベル情報
• 外国人のための日本でのポジション、キャリア情報

など、パッと思いだけでもこの辺はニーズありそう。

例えばトラベル系の記事は、希望者個人個人のニーズに合わせてパーソナライズしたトラベルプランを提案・販売したりしてマネタイズするのもいいかもしれない。
大手旅行代理店がパッケージ化して販売しているプランではない、生の日本を感じられる提案は、やはり日本人しかできない大きなメリットだと思う。

もしニュースレターで外貨を稼いでいきたいという方がいたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

ということで、本日は以上です。

PS.

テーマ選定の仕方がよくわからない・・・
という方は、こちらの動画でまとめていますのでどうぞ。
>>>ニュースレターをはじめる前に読む教科書

※写真は全て各HPより抜粋